14人のこと

卒業したての14人に書いておかなくちゃ。卒業式の後、3つのことを話しました。覚えているかな。新しいことに出会ったときに、自分はどうするだろうか。段ボールの中の紙花で、朱に交わっても私は私、つまり「みんな違ってみんないい」ってこと、そして、「人を殺すことは悪いか」ということは誰もが知っている。でも、知っていることと行動は必ずしも一致しないから、自分の感じ方を大事にしてほしいと言うこと。実は、中学校に行くときは、いつも心配なことがあるんです。周りの個性に圧倒されて、自分らしさを発揮できない。もったいないよ、せっかくの10代を。3年間なんて、すぐに過ぎる。やりたいことをみんなやっても足りないくらいだ。一つ忘れてた。
困っている人がいたら、手を差し出して。そんなことにボランティアとか親切とか、名前をつける必要はない。気になったら手でも声でも出せばいいんです。
タクマ、ミホ、ユイ、リョウスケ、アカネ、セイイチ、アヤカ、コウキ、チエミ、ユウト、ミキ、アキヒト、ナリサ、カズキ。ゆっくり、ゆっくり、大きくなれよ。同級生になんかあれば、すぐに、駆けつけてな。たった14人の同級生だ。大事にな。