閉校

 この学校を異動して1年。更新終了後にもアクセスが多いことに気づいた。
 ここで得たことは、今後も残るコンテんツと鳴りうるのだろうか。
 自分の中の歴史として、今も残る。
 閉校した。
 そして、学校教育は混沌としていた時代の加速スイッチを入れ、急激にアクセルを踏み込んだ。
 どこに行くのかは実は決めていない。ハンドルはきまぐれに切られていく。

夢創塾にて

長崎喜一さんから電話があって、「先生、取材があるので来てくれ。」と言われたのです。
31日までは、南保小学校の教員なので、校長先生にお話してから伺うことにしました。
これまで、8年間に渡って、長崎さんにはお世話になった。応えることは必要です。
卒業生も5,6名を連れてきてということでした。こういうのは人選が難しい。
最近、ケーブルテレビに出ていない子や県の表彰に行っていない子、なによりも生き物好きの子と思って、けっきょく、適当に電話した。6人とも来てくれていた。
ユウト、アキヒト、リョウスケ、コウキ、ナリサ、アヤカでした。取材中にカエルも出てきたし、カモ、アヒルも両生類も好きなメンバーです。カエルを掴むアヤカとカエルをかわいいというナリサにディレクター(女性)は驚いていました。
最後の夢創塾です。ボクはもちろん行くけどね。番組は長崎喜一さんがゲストで、ビデオで子どもたちがでるそうです。NHKで中部地区放送らしいです。
4月8日(月)17:10〜18:00の「とやま夢☆航海」放映です。
6人の子を見ていると、夢創塾での姿は変わらない。とくに生物が好きな教室だったようです。
これで、世話になった夢創塾にも、礼をつくせた気がしました。
次に来るときは、五箇庄小学校の子と来ることになります。
では、本当に完。

さよなら

保護者のみなさん、ありがとうございました。力強く支えていただきました。感謝にたえません。小林さんから、たくさんの写真をいただきました。お一人ずつにご挨拶するべきですが、それはできませんので。皆さんのような親になりたいと思いますが、難しいですね。女房にいただいた花束というのは忘れられません。しばらく、機嫌がよくて助かりました。それと、川上さん、ありがとう。その姿に多くのことを学びました。ちょうど、テレビから尾崎の「卒業」が流れてきました。これで、ボクも南保小学校を卒業します。ここに就職したような錯覚に陥っていました。
五箇庄小学校で、新しい生活を過ごします。不安ですが、精一杯やります。もちろん、南保小学校以上の学校になるようにね。
でも、まだ、今は、南保小学校、最高!南保小学校、ファイト!
じゃあ、また、いつか、どこかで。
6年教室日記は、これで終わります。もう、春です。新しい1年を迎えましょう。
完!

14人のこと

卒業したての14人に書いておかなくちゃ。卒業式の後、3つのことを話しました。覚えているかな。新しいことに出会ったときに、自分はどうするだろうか。段ボールの中の紙花で、朱に交わっても私は私、つまり「みんな違ってみんないい」ってこと、そして、「人を殺すことは悪いか」ということは誰もが知っている。でも、知っていることと行動は必ずしも一致しないから、自分の感じ方を大事にしてほしいと言うこと。実は、中学校に行くときは、いつも心配なことがあるんです。周りの個性に圧倒されて、自分らしさを発揮できない。もったいないよ、せっかくの10代を。3年間なんて、すぐに過ぎる。やりたいことをみんなやっても足りないくらいだ。一つ忘れてた。
困っている人がいたら、手を差し出して。そんなことにボランティアとか親切とか、名前をつける必要はない。気になったら手でも声でも出せばいいんです。
タクマ、ミホ、ユイ、リョウスケ、アカネ、セイイチ、アヤカ、コウキ、チエミ、ユウト、ミキ、アキヒト、ナリサ、カズキ。ゆっくり、ゆっくり、大きくなれよ。同級生になんかあれば、すぐに、駆けつけてな。たった14人の同級生だ。大事にな。

少ない教え子たち

ボクの南保小での教え子というのは、少ないんです。卒業生は全部で55人。5年生だけ担任した子が9人の計64人。普通の担任の2回分を10年(9年)で成し遂げているんだから。でも、担任していない子も、みんな大事な教え子(何も教えていないんだけどね)。少ないけど、その分、とても深い時間だったのです。今日、卒業後に千葉に転校したサオリからメールが入りました。高校を卒業したそうです。「ついに異動したの。がんばってね。」とありました。励まされているな。