6年生のイグルー

 昨年から,教員は一切口も手も出さないことにした。イグルーという雪の作品を自分たちだけの手で作る。大人が都合よく手を出さずに,自分たちで完結するのである。去年は,アヤカとミホとユウト(体調不良で寝ていた)のグループだけが98%イグルーを創り上げた。最後の天井は間に合わなかったので,子どもの許可をもらってボクが乗せた。満足していながらも,くやしさを感じたらしい。来年(今年)への宿題とした。今年は6年生だけで3つのイグルーに挑む。楽しみである。この子たちが,どこまで成長したのか,テストや学校の学習では測れない「本当の学力(学ぶ力)」を見たいのである。
 昨年の6年生は一つも完成しなかった。集団でうまく調整しながら挑む問題解決学習である。できるだろうと期待しているし,廃校問題を忘れたい担任としての逃避かもしれないが。
 もちろん,当日は担任の携帯から,その様子を日記に書き込むので,ぜひご覧下さい。