ストーブ

nanbo62004-01-22

 木造校舎は降り出した雪によって,冷気に満ちた箱となる。

 朝,授業後,昼休みと,僕たちが集まる場所が,このストーブ。その存在は,囲炉裏のようであり,暖を求めると同時に会話を求めてやってくる。背中に暖を取りながら,本を読みふける姿もあり,寒きときに人が火に集まるという,ごく自然なことが自然に行われる。ボクの席はストーブの横にあり,集まってきた子どもたちとたわいのない会話をするチャンスに恵まれるのである。

 このストーブの存在はとても大きく,寒くなればなるほど,みんなが集う場となる。たぶん,とても贅沢で幸せな空間である。