夢創塾

nanbo62003-12-28

 夢創塾との出会いについて。平成8年だったと思う。その頃,赤川焼きの越山房によく通っていた。みんなボクよりかなり年上の人たちばかりだったが,なぜかよく飲んだり話したりしていた。その仲間(ほとんどいいおっさんばかり)と夢創塾というのがあるので,そこで飲んで泊まろうという話になった。そこで飲んで泊まることになった。あの露天風呂に入って,なんていいところなんだと一人で感心していた。それが喜一さんとの出会いだった。翌年,6年生を連れて何度も通うことになる。6年生だけでキャンプもした。もともと田舎の南保であるが,夢創塾の里山の雰囲気は,その田舎育ちの子どもたちをも変容させる力があった。原体験や本物の体験というのを考えるようになったのも,その頃からである。
 思えば,南保小学校に来ておもしろくなってきたのは,この夢創塾が登場してからのようにも思える。ここでは,「ただ都合のいい体験だけはしたくない。子どもにとって意味がない。」というような話をしても,わかってもらえる。わかってもらえるということは,面倒なことを一緒にやってくださいということになるが,それを随分聞いてもらってきた。炭を焼くなら,原木の調達からということで,コナラを伐採して切断するところからやらせてもらえる。そんな南保小の特別な場所であった。ボクら大人も未だに癒され,自分の消費生活を情けなく思ってしまうところである。