叱った

ボクはあまり声を荒げて叱る教師ではない。そういうのは嫌なのである。
今日,久しぶりに力一杯叱った。悪いことをしたから。1年くらい前に同じ事で叱った。だから,今回は叱っていると涙が出てきたが,くやしかったので,泣きながら叱った。「もうしない。」と約束していた。子どもも大人も約束は破る。遠慮がちに破るのはわかるが,平気に破ったから,くやしかったのである。自分がくやしかったから叱ったのだろうか。そうではないが,嫌な気分である。
くやしいのは,自分の力不足であるから。もっと上手で,力のある教師だったら育ててやれるだろうから。子どもの姿,成長は自分への評価なのである。
子どもの世界というのは,端から見るほどいいことばかりではない。この頃になると思春期の入口であり,いろんなことが起こるし,それが正常であろう。
本気で対峙した時には通じる子どもであるから,叱る意味がある。
そういえば,ボクは自分の子どもにはよく怒るが,本気で叱ったことが何度あるだろうか。
今日は(も)酒を飲もう。