名残り雪

nanbo62004-03-18

雪が降った。南保らしい天気とも言える。ちゃんと見送り式が外でできたから、それでいい。
いい卒業式でした。子どもたちは、緊張と誇りと高い意識に満ちていた。
校歌には驚いた。ものすごい大合唱である。「卒業生を送ろう」という在校生の気持ちが大きく響き渡った。寒さも手伝っての反動とも思えるが、子どもたちは、本番にいつも力を発揮する。
子どもたちに教室で話していた、「自由の森学園」の「翼をください」を高校生が大声で歌う卒業式が現実になった。すごいものを生で観ているような気になった。
見送り式でも在校生がかけよって握手を求めたり、5年生女子がワンワン泣いてくれる。一緒に活動することの多かった5年生には感じるものがあるのだろう。
さて、僕は号泣はしなかった。こらえられた。
卒業式にも、素直な子どもたちの姿にも満足して、うれしかったから。
こんなに、うれしく、喜べた卒業式は初めてでした。
少しばかり卒業担任の経験が多いからではない。少し親の心境が混ざるようになってきて、卒業をうれしいことと感じるようになったからだと思う。
式前の職員朝会の挨拶で、少し感極まりそうになったので、ごまかした。朝からボロボロにならないように、我慢した。
アキヒトのお父さんが、この日だけのために病院を退院して参加してくださり、また病院に戻られた。ありがたいことです。アキヒトにとっても、親の愛を強く感じたことでしょう。
いい卒業式でした。