変わる

よく、「どういうふうに変わっていったのか?」と聞かれます。
たぶん、特性がなかったように思います。南保の森はあったけど、だれも気にしていなかったし、行事や活動も、前任校の方が充実していました。2年目に、野島京子教頭が来られ、「縦割り班」が始まりました。小規模校ではよくあるのですが、上級生と下級生のつながりがないので、「威張り合い」が多かったのです。異学年、異質な集団で学ぶ意味を感じました。たぶん、うちの宿泊なんかは6年生だけではうまくいきません。4年生や5年生がいるから、次年度への連続性が生まれているのです。すると、現在の能力別の授業がいかに意味のないことであるかわかります。得意な子、不得意な子がいるから、学び合えるのです。この野島教頭の授業は素晴らしく、誰も歌わなかったのに、業間の「ひびきタイム」の後には、子どもたちが歌って踊りながら、講堂を出て行くのです。変わったなーと思ったのはこの頃です。